効率的でスピード感のある仕事をするための仕事術として、ToDoリストの活用は必須です。
「ToDoリストなんて使わなくとも、次にやるべき仕事くらい何個でも覚えていられる」と言う方もいるかもしれませんが、効率的な仕事を行うためには考え方が間違っています。「忘れない」ためにToDoリストを使うのではなく、「忘れる」ためにToDoリストを使うことが重要なのです。

仕事の効率を最大限上げるためには、いま目の前の仕事に集中することが肝要です。
そのためには、目の前の仕事とは関係ないことは思い出さない方がよいのです。ToDoリストを使わずに、やるべきことを頭の片隅に置いたままにしておくと、何かのきっかけで他のやるべきことに気を取られることになって集中力が途切れてしまいます。

とりわけ、エンジニアの仕事は複数のプロジェクトを同時進行で進めることも多いため、いま集中すべきプロジェクト以外に気を取られないようにすることが、仕事の効率化にとっては重要です。
そのため、ToDoリストという外部メモリに頭の中の情報を預けて、頭のメモリを目の前の仕事にフル稼働できる状態を作ることが大切なのです。

余計なことに気を取られないこと以外にも、ToDoリストなどにやるべきことを書き出すことで、それらの重要度や優先順位がわかりやすくなる効果もあります。
仕事の効率化のためには、優先順位をいかに付けるかが大事になってきますので、これもToDoリストを使う効能と言えます。